2002年07月09日
3日目 クチトンネル カオダイ
朝8時。昨日旅行会社でとったクチトンネル・カオダイ現地1日ツアーに行った。昼食、エアコンバス、ガイド付きで4ドルという安さ。バスを待っていると、周りはみんな欧米人ばかり。というかどこを歩いても欧米人ばっかである。こんなに観光地化してるとは思ってもみなかった。とりあえずバスに乗り込んだ。僕らを含めて8人位のメンバーであった。バスの中から外をみる。沢山のバイクで道がごったがいしている。2,3人乗りは当たり前。4人乗りをしてるしている人たちもいる。なんかスラムダンクの桜木軍団のよう。しばらく車も進まなかった。
最初にカオダイ教の礼拝堂を見に行った。カオダイ教とはまだ新しい新興宗教でキリスト、仏教、イスラム教はもちろん孔子などの儒教などそのほかにもありとあらゆる宗教を強引に(?)受け入れて真実を見つけようというなんとも「ゴッタ煮宗教」である。礼拝堂の建物は、かなりカラフル。やや仏教よりか。中にはいるのは無料。そればかりか、信者は笑顔で入るのを進めている。建物内には英語のできる信者がたっているし、こんなにもオープンな宗教は見たことない。信者がもうすぐ始まる儀式を待っていた。中も本当にカラフルで、かわいいキリストやブッタや孔子などの人形がかざられているて、中央には大きな一つの目。あれが真実を見ていると言うことになるのか。まもなく儀式が始まった。男8人くらいが円になって、ギター、バイオリンほかいろいろな種類の弦楽器を使って演奏を始める。これがかなりよくてしばらくぼーっと見ていた。今まで聞いたことがない音楽。民族音楽とだけでは収まらない凄まじい音楽だった。それから女達が歌を歌い始める。
こんなところでこんな体験をするとは思わなかった。なかなか見ごたいがあった。
その後昼食をとった後、クチトンネルに向かった。クチトンネルとはベトナム戦争でベトナム人が作ったいわば防空壕のようなものだ。しかし単なる防空壕ではないトンネルはなんと200キロほども離れたホーチミンまでもつながっていてそれをホント短時間で作り上げたらしい。それを見に行った。ちょうど小柄なベトナム人でしか入ることができない位の大きさ。落とし穴の仕掛けなど、ここに来てベトナム人の器用さ、賢さ、そして粘り強さをとても感じた。ほんとにすごかった。
非常に充実した1日だった。それにしてもベトナム人ガイドの英語は、ただでさえ英語が聞き取ることに苦労するのに、まるで宇宙語をしゃべっているようだった。