2008年08月18日
Irish Green
昨日まで9日間ほど、アイルランドに撮影旅行に行ってきました。
今回の旅は、記録的な豪雨が降った後の、雨上がりの夜から始まりました。
飛行機がダブリン空港に到着する直前まで、現地では記録的な豪雨が降り、
到着時、空港から市内までの道路が、至ることころで冠水という事態。
雨は上がっていたものの、タクシーは3〜4時間待ち(本当に待ったら来るのかもわからない)、空港は、あきらめて一晩を明かそうとする人たちで溢れかえっていました。
予約していたホテルまでは3キロ強の距離だったので、地図を片手に、
重い荷物を積んだカートを転がして幹線道路まで2キロほど歩いていき、
そこでタクシーを拾い、ようやくホテルに到着。
おそらく、あんなに長距離、空港のカートを転がすことはもう無いと思います。
しかしおかげで、路上にできた池のような大きな水たまりに、空港の灯りが映るという
なんとも不思議できれいな光景を目にすることができたのですが。
しとしとと、雨がよく降るアイルランド。
本来は霧雨のような雨が多いために降雨量は多くなく、
その日の雨は異常気象だと、会う人みな、口を揃えて言っていました。
そんな初日が明けた翌朝、ホテルの窓からは、
大きな池ができてしまった広大な公園の上に、完璧な半円を作る大きな虹が。
その日から、レンタカーを借りて反時計回りにアイルランドを一周、
最終日にダブリンに戻るまで、約500枚の写真を撮ってきました。
緑の種類が豊富で、
同じ緑の微妙な違いを感じるセンサーが、少し鋭敏になったような感覚。
めまぐるしく流れていく雲と、日差しの動きでくるくると変わる
風景は、以前訪れたアイ「ス」ランドより幾分、牧歌的な印象でした。
そしてまた、パブで飲む本場のギネスの旨さは、忘れられない味になりました。