2006年11月07日
タイ滞在日記 1日目
euphoriaとして初めての海外遠征で、タイ・バンコクへ。
タイ最大のロックフェスティバルであるFAT Festival出演と、euphoriaが参加
したコンピレーションCD"Luxi Magic"の発売記念パーティー出演が、その目的
でした。ここに、11/7〜11/12までのタイ滞在日記を掲載します。
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朝6時、家を出発。ベースや機材を担いで成田へ。
空港で森川と合流。木下と事務所の浅田さんは仕事の関係で9日夜にタイ入り
するため、この旅は、森川と2人で始まった。
実は今回のフライト、フェス主催者側が事前に用意していたはずの航空券が、
出発前日になってやっと発券されるという問題ありげな雰囲気で始まったため、
色々とアクシデントが起こりそうな予感はしていた。そして早速、搭乗手続き
をしようとすると、「この航空券はVOID(無効)になっておりますが……」
とのこと。ありゃりゃ。ということで、タイ航空国内オフィスの開く9時まで
30分以上待機することに。さらに、預け荷物(スーツケース・物販用CD段ボ
ール2箱分・ハードケースに入れたギター類)の重量オーバーで、3万8000円
の超過料金になりますと言われ、それはないでしょうということで、ねばりに
ねばってギター類を機内持ち込みにする。数十分後、航空券は無事に再発券さ
れ、お詫びということでビジネスクラスのラウンジチケットを受け取る。
というわけで、さんざん待たされた後、ギターを抱えて向かった先は、ビジネ
スクラスのラウンジ。バックパックとギターを抱えた僕らがそこにいるという
場違いな雰囲気を楽しみつつ、しばし休息。飛行機の搭乗は、ギターがあるか
らという理由で、一番最初。ギター類は無事、頭上の荷物だなに収まり、僕ら
を乗せたタイ航空機は、ようやく離陸したのでした。
約7時間のフライトを終え、入国。預け荷物を受け取り、人の流れに紛れてす
るりと税関を素通り……するはずが、呼び止められる。キャリーカートの上に、
物販用CDを入れた段ボール2箱が鎮座していたのが、明らかに怪しかったので
しょう。そしてここから、2時間ぐらい税関職員と押し問答。サンプルだから
非売品だと言い張ったものの(まあ実際はフェスで売るんだけど)、日本国内
での販売用の値札が貼られたままだったため、問答無用でその値段に対する税
金を計算し始める職員。でも、実際こっちで売る値段はもっと安くするんです
よ、タイの物価に合わせて……。しかしそれを証明する手だてはなく、結局ディ
スカウント(ディスカウントというアバウトさがタイらしい)して、税金を払
った。
ようやく空港を出られたのは、予定到着時間を3時間近く過ぎた頃。外でずっと
待っていてくれた出迎えのタイ人スタッフに謝って、彼らの車でバンコク市内
に向かう。オーガニック・タイフードのレストランでLuxi Reocrds(euphoria
が参加したコンピをリリースしているタイのレーベル)関係者の方たちに歓迎
していただき、なんともラグジュアリーな雰囲気の中、オーガニックなタイ料
理をご馳走になる。このコンピには、日本とタイの各4アーティストが参加し
ており(日本人は他にキセル、Chocolat & Akito、Cafa)、全体を通してとて
もクオリティーの高い作品になっている。euphoriaは"silent roar"と"shining"
を収録したのだが、プロデューサーの考えでなんと"silent roar"がコンピの1
曲目、"shining"が最後の曲になっていた。レーベルのタイ人女性は、"silent
roar"のイントロのギターを口ずさみながら、この曲は本当に素晴らしいと話し
てくれた。とても嬉しいひととき。
その後ホテルへ移動してチェックインし、シャワーを浴びた後、ロビーに戻り、
Luxi Reocrdsの中でも今回特にお世話になる神谷さんとSigに、カオサンを案
内してもらう。Sigはアメリカに4年間留学していた経験があるため、英語が問
題なく通じて、一安心。感動的に世話好きで親切な彼は、今回の滞在中、どこ
へ行くにも愛車の黒いベンツで僕らを連れていってくれた。そう、こんなに楽
な思いをしていていいのかしらと思いつつも。
深夜にホテルに戻り、持ってきたMacでeuphoriaのメルマガ発行作業をしてか
ら、就寝。さすがに、ぐっすりと眠る。