2004年12月15日
暖かみのある澄んだ音
約4年ぶりに持った筆。
今回のレコーディングで録りたい音のイメージ、表現したいもの。
それを全紙の紙に筆で大きく書いて、スタジオの見えるところに貼ろうというアイディア。
大きな筆を持って、全紙と向かい合って、中学、高校時代の習字を思い出しました。
僕たちが通っていた中学、高校では、毎週、自分の書きたい言葉を習字で書く習慣がありました。
年始めの書き初めでも、一人一人が自分で選んだ言葉を全紙や半切の紙に書きました。
僕が学校寮の寮長を務めた時は、寮の目標を全紙に書いて食堂の壁に貼りました。
というわけで、筆で字を書くということには、なんだか特別な意味合いを感じます。
考えてみると、書道ほど文字を書くことに意識的になる行為は、おそらく他にないわけで。
日本人として、書道という芸術を大事にしていかないといけないなあ、などと思ったり。
それにしても、4年近いブランクはなかなか手強いようです(苦笑)。
何より、気持ちの入った字を書こうと思います。