2004年12月29日
初雪
新宿から帰る電車の中でAlbum Leafの"Essex"を聴きながら、
外を眺めると線路脇にはうっすらと残り雪が。
こんな都会の真ん中でも、誰も足を踏み入れない線路付近には、雪が溶けずに残っています。
ゆっくり進み出した電車のスピードと共に雪景色は流れて行き、
ゆるやかなAlbum Leafの音楽と相まって、洗われるようでした。
2004年12月29日
新宿から帰る電車の中でAlbum Leafの"Essex"を聴きながら、
外を眺めると線路脇にはうっすらと残り雪が。
こんな都会の真ん中でも、誰も足を踏み入れない線路付近には、雪が溶けずに残っています。
ゆっくり進み出した電車のスピードと共に雪景色は流れて行き、
ゆるやかなAlbum Leafの音楽と相まって、洗われるようでした。
2004年12月28日
ここ数日は、毎日、スタジオに入ってレコーディングに向けたリハを繰り返しています。
やればやるほど曲が生き生きとしてきて、イメージに近づいていくような感覚。
スタジオで演奏しながら、家や外出先でプリプロ段階のデモを聴きながら、
この曲達を作品にするのが本当に本当に楽しみです。
山中湖でのレコーディングまで、あと1週間。
がんばります。
2004年12月15日
約4年ぶりに持った筆。
今回のレコーディングで録りたい音のイメージ、表現したいもの。
それを全紙の紙に筆で大きく書いて、スタジオの見えるところに貼ろうというアイディア。
大きな筆を持って、全紙と向かい合って、中学、高校時代の習字を思い出しました。
僕たちが通っていた中学、高校では、毎週、自分の書きたい言葉を習字で書く習慣がありました。
年始めの書き初めでも、一人一人が自分で選んだ言葉を全紙や半切の紙に書きました。
僕が学校寮の寮長を務めた時は、寮の目標を全紙に書いて食堂の壁に貼りました。
というわけで、筆で字を書くということには、なんだか特別な意味合いを感じます。
考えてみると、書道ほど文字を書くことに意識的になる行為は、おそらく他にないわけで。
日本人として、書道という芸術を大事にしていかないといけないなあ、などと思ったり。
それにしても、4年近いブランクはなかなか手強いようです(苦笑)。
何より、気持ちの入った字を書こうと思います。
2004年12月11日
遅ればせながら、8日のライブに足を運んでくださった皆さん、どうもありがとうございました。
2004年最後のライブだった8日。
6月に開催した初の自主企画をはじめ、今年も、ひとつひとつのライブが印象深く残っています。
4/11のAlbum Leafとの共演、5/16の名古屋でのライブ、9/9の大阪でのライブ、etc......
それぞれのライブに思い出があります。
来年もひとつひとつを大切に、さらにいい演奏が出来るよう頑張っていこうと思っています。
さあ、いよいよ、1月初旬のレコーディングに向けての、本格的な準備です。
本当に、いい作品になるよう、がんばります!
2004年12月04日
タイプフェイスデザイナーのシンポジウムに行った。
現在使われている代表的な日本語フォントを設計した5人のタイプフェイスデザイナーが各書体のコンセプトや制作過程を語り、フォントを使う側であるグラフィックデザイナーと研究者がこれからのタイポグラフィーについて討論するというもの。
例えば、JR、私鉄の駅名標などに使われている"ゴナ"、国道標識に使われている"ナール"といったフォントを設計した中村征宏、60年代、タイプフェイスデザイナーによって最初に実用化された新書体と言われる"タイポス"を設計した桑山弥三郎、MacOS Xに標準インストールされているヒラギノを設計した鳥海修など、著名な本文用書体の設計家が自らの書体を語った。
それぞれにコンセプトを持って設計されたフォント。
手書き制作のフォントは、一字一字、手書きでデザインされる。
日本語は、アルファベットと比べて圧倒的に文字数が多い。
1ウエイト(太さ)につき1万字以上を、一字一字、手書きで。
つまり、例えば6種類のウエイトがあるフォント制作のためには、
6万字以上の文字を書く必要がある。
一日、頑張って作業しても20字書くのが限界らしい。
一字一字は、それだけ時間をかけて制作されている。
想像を絶する、根気のいる作業。
本文用書体には、読みやすさと美しさが求められる。
そうでなければ、そのフォントは使われることなく消えていってしまう。
現在も幅広く使われているフォントを設計したタイプフェイスデザイナーたちの言葉には、重みがあった。
つくった人たちの声を聞いて、文字の見え方が、また少し変わった。
2004年12月03日
3/19のvoiceで、モクレンの開花の話を書きました。
今日は、モクレンの落葉の話を書こうと思います。
紫色の花をつけるモクレンは、もうすでに冬木の姿。
白い花をつけるモクレンの葉は、今、落葉の最中です。
花が咲くのは白の方が先。
葉が散るのは紫の方が先。
ハクモクレンの葉の写真、
1ヶ月前に撮ったものと今日撮ったものを見くらべても、時の流れ、季節の移り変わりを感じます。
2004年12月02日
今年初めに制作した、euphoria"seek"のPV撮影現場。
それは、僕が通っている大学の林の中にあります。
GALLERYページの"video clip"の写真を見ていただければわかりますが、
東京とは思えない景色、ほとんど森のような場所です。
やたらに広い大学の敷地を、1時間以上歩き回って見つけた場所でした。
さて、本題はここから。
その場所は、なんと、わさび田だったのです。
PVの中で僕らが演奏している、その足下が、わさび田。
この事実、つい最近になって知りました。
たしか、あの場所、足下の所々に水が流れていたような。
そう、それは湧き水だったのです。
さすがに足下にはわさびが生えていなかったので、まったく気づいていませんでした。
ちょうど森の中にぽっかりとあいた空間があって、そこで撮影することに決めたのですが、
まさか、わさび田だったとは……。
というわけで、ちょっとした裏話(?)でした。
2004年12月01日
Bunkamuraで開催中のポップアート展。
アイスランドにポップアートの作家がいたことを知り、ちょっと驚きました。
というか、アイスランドという言葉に対して、即座に反応してしまう今日この頃。
(voiceでもアイスランド絡みのネタがやたら多いような……)
よく考えれば地理的にもヨーロッパとアメリカの中間にあるんですよね。
実際、北欧とアメリカが入り混じった雰囲気があったなあと、納得。
アメリカのテレビが映ることもあってか、アイスランドでは英語がとてもよく通じます。
ちなみにアイスランド語は、相当難しいようです。
もともと無人島だったアイスランド。
9世紀末にヴァイキングが入植し、その時持ち込まれたノルウェー古語が
あまり変化せずに受け継がれてきたのだとか。
今でもノルウェーの田舎に住むお年寄りはアイスランド語を理解できるようです。
言葉って面白い。
ところで、"bjork"が"白樺"の意味だと知ったときは、目からウロコでした。
そういえば。ある時Bjorkが言っていたこんな言葉がとても印象に残っています。
「私たちの国に軍隊がないのは、誰も足をそろえて行進することができないからだって聞いたことがある。みんなそれぞれ違う歩き方しかできないからだって。」
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