2004年11月27日
シャイな犬
カメラ片手に近所を散歩。
雲ひとつない空から、晩秋の日差しがやさしく降りそそぐ。
川沿いの遊歩道で、つながれた柴犬を発見。
さて近寄っていくと、彼もこちらに興味がある様子。
よし、秋の光を受ける柴犬君のポートレート撮影、と思いきや、
カメラを向けた瞬間、視線をそらされる……。
仕方なくカメラを下ろすと、視線を合わせてくる。
そしてカメラを構えると、またも視線をそらされる。
そんなやりとりを4、5回繰り返したが、結局、僕の方が折れる。
物憂げな柴犬君の横顔を1枚、カメラに収め、その場を立ち去った。
でもかえって、飼い主との再会を待つけなげな姿の写真になりました。
と、言えなくもないような気もする。
あれはもしかしてポーズを取っていたのだろうか?
そんな疑問が、ふと頭をよぎったのでした。