2003年07月12日
違って見えた景色
軽く怪我した右足を少しだけ引きずって、一人、渋谷まで。
たどり着いたのは、満員に近いライブハウスだった。
54-71、圧巻。
あの、研ぎ澄まされた刃のような鋭さに、新たな色が加わった感覚。
それも、他で見たこともない色が。
THE MERCURY PROGRAM、詠嘆。
変幻自在のダイナミクスを生むリズムと、優しく、そして美しく重なりあう響き。
あれほどイマジネーションを刺激するリズムは、ひょっとしたら初体験かもしれない。
予想と期待を、遙かにしのぐ内容。
少しだけ足を引きずりながら、帰り道では、
渋谷の街の派手すぎるネオンサインさえ、不思議なほどに心地よかった。