all is full of love

フジロックの2日目。
おとといのこと。

ぬかるんだ地面の上で雨に打たれながらでも、それを忘れさせるほどの音楽体験があった。

あえて後方から観ていたが、声は、痛いほどに伝わってきた。

その人の体からわき出した音楽が、夜空にどこまでも広がっていき、
数え切れない聴衆の上に、まさに降りそそいでいるような光景。

その人が奏でる音楽ではなく、その人が音楽だった。

ビョーク。
つくりものではない、必然的に生まれた音楽の持つ強烈な力を痛感した。