上海

泥の色に濁った黄浦江と、その向こうに林立する近代的なビル。

水と都市という風景はニューヨークを思わせるようでもあり、
真新しい高層ビルと古くて薄汚れた建物は、不思議なコントラストとなっていた。

昼12時、上海上陸。

通りにあふれるぺプシコーラとケンタッキーの広告。
資本主義の波とそれを受け入れた上海人。

至る所にあるコンビニ。
生茶やサントリーウーロン茶の砂糖入りをはじめ、日本製品も多い。

夜7時にはホテルに戻り、W杯決勝観戦。
中国語の中継でブラジルの優勝を見た。

夜9時、窓の外の空は紅い。
東京よりも明るい夜空の下、今日も上海の街が眠ることはないのでしょう。

大阪→上海(フェリー)

今日も一日中雲が切れることは無く、
窓の外は濃い青の海と灰色の空、そして時折大量に出現するくらげ。

一日中変わらぬ風景。

大阪→上海(フェリー)

鳴りやむことのないモーター音と、何秒かごとにやってくる揺れ。

船上で夜を明かすのは初めてのこと。
カラオケルームから聞こえる中国人の熱唱をBGMに、揺れる船の上でする卓球はスリリング。

夜11時、甲板に出てみる。
さっきまで降っていた雨はあがっているが、星は厚い雲に隠れてまったく見えない。
真っ暗な世界から徐々に目がなれると、ぼんやりと水平線が浮かんだ。
下を見ると、船のスクリューによって海面に白い泡が立っている。

”遣唐使とか、どうやって夜の海を進んだんだろう”と友の一言。

夜の海には、昼見るそれとは明らかに違う”怖さ”のようなものがあった。

いざ旅立ち

ただ今、一緒に大陸を旅する大阪の友人宅におじゃまし中。
明日は男3人、中国への旅立ち。

大阪を出航した船が上海の地に到達するのは、船上で2泊したのち。
2泊3日も、海の上で何をしてればいいのでしょう。

とりあえずは、到着後の具体的な行動予定を立てなくては。
水平線に沈む夕日も楽しみであります。

さて、はたして、中国でこの日記を書ける機会はあるのだろうか。
ネットカフェがあっても、日本語ソフトが入っているかは微妙だし。

そんなわけで、僕の日記はしばらく更新されなくなるかもしれません。
まあ日記はノートかなんかにつけておいて帰国後一気に載せるかもしれませんし、写真も沢山撮ってこようと思ってますんで。

中国語をまったくしゃべれない3人の苦労談はまた後ほど、ということで。

いってきます。

無人島レコード

悩むのはわかっていた。
だから直感ですぐに決めた。

中国旅行に連れて行くMD5枚を選んだのだ。
10枚でも良かったのだが、極力荷物の重量を減らすためと、どうせ10枚でも散々選びかねるのが分かっていたこともあり、あえて5枚と決めた。

ある意味、無人島に持っていく5枚のレコード状態。
MDラックの中で目に止まったものをぱぱっと、時間をかけずに決めた。


MUM "YESTERDAY WAS DRAMATIC - TODAY IS OK"
BOLA "FYUTI"
SUPER FURRY ANIMALS "RINGS AROUND THE WORLD"
JIMMY EAT WORLD "CLARITY"
RADIOHEAD "KID A"
以上。

音楽は、違う場所で聴くと、違う感じ方をする。
中国で聴く上の5枚のレコードは、一体どんな聴こえ方をするのだろう。

明日は上海行きの船の出る大阪に向けて出発、大阪の友人宅に宿泊予定。

silent blue

『静かな青』。
大学の友達が監督をつとめる自主制作映画である。
来年春に完成予定だという。
彼はこの作品で出世する気合十分らしい。

そんな”重要作”に僕が出演することが決まってしまったのは、1ヶ月ほど前のこと。
半ば強引に説き伏せられ、
そういう経験も一回ぐらいありかな、と思い、合意。
しかし出世狙いの作品に、なぜ僕を出演させようと思ったのだろうか、謎。

ともかく、今日はその撮影だった。

監督の「素でいってくれ」の言葉を忠実になぞるように、
役者魂などさらさら無い僕は、開き直って超自然体でやらせていただいた。

そんな僕が今日気づいたのは、同じシーンを繰り返すのは大変、ということ。
人生において、同じ場面の繰り返しということはまず無い。
しかし撮影では、時に、撮り直しで同じシーンを演じる必要がある。
細かいセリフはほとんどアドリブに任されていることもあり、同じシーンでも1回目、2回目と毎回微妙に変わってくる。
会話だと、例えば自分がさっきと違うことを言えば、その後の会話の展開はまったく別のものになっていく。

やり直しのきく人生ってこんな感じだろうか、なんて思ってしまった。

経験のない映画出演というこの機会に、新しいことを学んだり、感じたりできたら、と思う。

明日も、撮影だ。


>今聴きたい曲 PEARL JAM "sometimes"

地獄再来?否。

僕が中国に行ってしまうため、今日は3人揃ってできる出発前の最後の練習。
silent roarの、ドラムとベースを録った。

インスト曲の音源化は難しい。
本当はギターも同時に、アンプで鳴らして録れれば最高なのだが、
場所やHDRのトラック数の制約などによってやむを得ず。

レコーディングをすると演奏がうまくなる、という話を聞いたことがある。
普段は流れや勢いで弾いてしまっている所まで、気にかけなくてはいけないからだろう。

実際、去年の夏のeuphoria epのレコーディングを経て、僕らの演奏も幾分か変わった。

しかし、今思い出すとあのレコーディング=福島でのバンド合宿は、天国のような環境で体験した地獄ともいえる。
24時間音出しOKのスタジオ(=天国)を最大限に利用させてもらった。
2泊3日の内、食事と睡眠以外の時間はスタジオの中にこもりっきり。
2日目から3日目にかけては、30分の仮眠をはさみ、ほとんど不眠不休。
何回も何回も録り直して、極限の精神状態(=地獄)だった。

さすがにあの時に比べれば演奏も安定してきたからだろう、
今日は地獄を体験することなく終了した。


早く新しい音源を完成させたいものです。


>今日の一曲 PAVEMENT "major leagues"

euphoria×Mars16

バンドTシャツの件、ついに公式発表になりました。
Mars16というTシャツのデザインワークスチームとのコラボになります。

http://www.mars16.com/topics/index.html

実は前々からコラボのお誘いはいただいてたのですが、なかなかデザインを考える時間がなく、やっとデザイン案を送ったのが5月上旬。
株式会社マーズコーポレーションの北山社長とお会いしたのが6月のあたま。

そして現在はデザインデータをCD−Rで送り、フォルム等を作りこんでいただいてる最中です。

euphoriaのTシャツが、自分がデザインしたTシャツができるなんて、かなりわくわくします。

でも果たして、euphoriaのTシャツを欲しいと思ってくれる人はいるのでしょうか(笑)。
多分、一番楽しみにしてるのは僕達自身です。

この間北山さんとお会いした時は、アメリカのインディーズ・バンドの話などして、自分的にもかなり盛り上がりました。
去年の夏アメリカに行った時も感じたことですが、音楽の与える感動は、初対面の場でも、バックグラウンド、国籍などが違っても共感しあえるものですね。
北山さんはかなりコアな音楽フリークでいらっしゃいましたが。
業界の裏話も貴重でした(笑)。

こんな機会を下さった北山さんには、ホントに感謝してます。

go・to・ちゃいな

中国への出発が近い。

わたくしサトウショウタ、今月28日から来月23日あたりまでの約3週間半、中華人民共和国を旅してまいります。
大陸の空気を吸ってきます。
4000年の歴史を、この目で見てきます。

そういえば、中国のとあるインターネットカフェが火事になったことで、中国全土のインターネットカフェが営業停止になったとか。
うーん。
まあ、すぐ再開するでしょう。

できることなら、中国で、リアルタイムにこの日記を書いてみたいものです。


>今聴きたい一曲 Fiona Apple "across the universe"

!!!!

うぉーーーーーっ!!!!
勝ったーーーーーっ!!!!
決勝T進出だぁーーーーーっ!!!!

ニッポン、サイッコーです!

昼間は大学の学食に置かれたスクリーンで観戦。
家に帰ってからも繰り返しリプレイを見て、感動しっぱなしです。
得点シーンを見て、H組の順位表を見て、歓喜の涙が……。

そして韓国も、おめでとー!

最高のW杯ですね。

ここまできたら、次も絶対!!!!

映画と音楽

一夜あけても、勝利の興奮さめやらぬ街中。
青いユニフォームを来た人を、今日も沢山見かけた。

タワーレコードも、今日は特別にWポイントサービス。

というわけで、久しぶりにCDをあさりに行った。
ここのところ忙しくて、1ヶ月ぐらいCD屋には行っていなかった。

いつものように、気になる作品は片っ端から試聴。
しばらく行かないうちに、当然だが、試聴機の中身は完全に入れ替わっていた。

ダウニーの新作を聴いて、今すぐにまたあのライブを見たくなった。
ポラリスの新作も素晴らしい。

そういえば最近、これは、と思うサントラがいくつかあった。
様々なミュージシャンの良さを生かしたビートルズ・カヴァーが聴ける"I am Sam"。
また、Badly Drawn Boyが手がけた、"ABOUT A BOY"など。

いい音楽で満たされた映画は素晴らしいし、
いい映画は、素晴らしい音楽で満たされているものだと思う。


>今日の一曲 Chris Clark "lord of the dance"

謝謝

昨日来てくれた方、どうもありがとうございました!
見に来て下さる人がいるのは、本当に幸せなことだと思っとります。

至らぬ点はまだまだありますが、誠心誠意で演奏しました。
自分なりには、メトロノーム効果もあり、前より確実に良くなったのでは、と感じてます。
でも、次のライブはこんなもんじゃありません。
ってここで宣言しときます。

夏は成長の季節。
euphoriaも、ひとまわりもふたまわりも大きくなる予定です。
なのでこれからもどうぞよろしく!!

直前の心境

ライブが近い。

今日の練習は、例のメトロノーム裏打ち特訓の後、本番と同じ曲順で通した。

緊張にも似た独特の気分の高まりがある、いつものライブ直前。

しかし今回は、いつもとはまた少し違う。
演奏するのが楽しみで、それによって更に気合が入っている感じ、というか何というか。

とにかく、あさってのライブがとても楽しみだ。

図書館にて

現在時刻午後4時。

ベルギー戦まであと2時間。
なのに何なのだろう、この凄まじい眠気は。
まあいいや、始まったらそんなものふっ飛ぶでしょう。

今日は街で、大学のキャンパスで、日本代表のユニフォームを沢山見かけた。
ああ、どうなるのだろう、試合。
4時間後には結果がわかっているわけだ・・・・・・。
いやはや、ここまで来たら、応援するのみ。

勝ってくれー、ニッポン!!!!

シェイクスピアをつまみにW杯観戦

Shall I compare thee to a summer's day?
Thou art more lovely and more temperate:......

明日のテストに備えて、シェイクスピアのソネットを暗記中。
ワールドカップをテレビで観ながら、暗記中。

英詩の暗記といえば、中学の時の、マザーグースを暗記する授業を思い出した。
あのころと比べて記憶力は落ちているのだろうか。
そうではないことを信じて、今、ソネットを暗記している僕。

途中、バティストゥータの強烈なフリーキックのリプレイに、
しばらく目を奪われていたりもした。

この後はイングランドVSスウェーデン。
あぁ、テレビの前から離れられない……。


P.S. 昨日、筆不精のキノシタが「これからは日記を毎日書く!」と堂々宣言したので、皆さん、要チェックです。