"organic stereo"

初めてCDをリリースした時のよう

前作からは4年ぶりとなる
2nd Album「Let Go」をリリースしました。

間に配信でのリリースはあったけれど、
レコード店に作品が並ぶのは久しぶりで、
なんだか、初めてCDをリリースしたときのような、
緊張と胸の高鳴りを感じています。

こうして形に残すことができて、
とてもうれしいです。
これまで支えてくれた人たち、
楽しみにしていてくれた人たちに、
心から感謝しています。
どうもありがとうございます。

よかったらぜひ手に取って、
聴いてみてください。


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遠く離れた所に大切な場所がある

京都でのライブ、いい時間でした。

二条nanoは、これまでに
euphoriaで何度も出演させてもらっていて、
僕の好きなライブハウス。

演奏中のシンプルな照明の灯り、
木でできたステージ床、
お客さんみんなを見渡せるコンパクトさ、
そして、店長モグラさんの
熱くて思いやりのある佇まい。

いろんな要素が絡み合って、
いつも気持ちよく演奏が出来る。
東京から遠く離れた所に、
こういう大切な場所があるということは、
すごくうれしいし、しあわせなことだと思う。

euphoriaでよく共演させてもらっている
LOW-PASSとスクイズメンの演奏も、
ほんとうに素晴らしかった。

自分自身、前向きな気持ちが
ひしひしとわき上がってくる、
そんな大切なひとときを過ごせました。

ライブを観に来てくれたみなさん、
そして、イベント "JUMP!!4" に呼んでくださった、
モグラさんとLOW-PASSのみんな、どうもありがとう!


60分が美しいものになるように

昨日は、代官山Gallery it'sにて、
生け花とガラス&陶器のグループ展、
「草と木が奏でしもの」プレイベント。
展示された器に華道家の加藤一訓さんがその場で
生け花をされていくイベントで、
organic stereoがサウンドプロデュースをしました。

ギャラリーに並ぶガラスと陶器の器に、
だんだんと花の彩りが添えられて、
その場所の空気が、
生き生きとしてくる感覚が、
見ていてとても心地よかった。
加藤さんと、器の作家の方々、
それぞれのこだわりが、
きれいに混ざり合っていました。

その60分間を事前にイメージして、制作した音楽。
普段の曲づくりとは視点が異なり、
時間と空間に音楽を添えていくような感覚からは、
多くの発見がありました。

そこにある60分が美しいものになるように。
音楽が美しいのではなくて、
そこに流れる時間が美しいものとなるように、
そんな意識を大切に制作しました。

展示は7/15~19まで開催されていますので、
よかったら、足を運んでみてください。

*


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草と木が奏でしもの @Gallery its

7月15日〜19日13時〜20時

加藤一訓(花)
organic stereo(音)
秋谷茂郎(陶磁)
具静美(硝子)
櫻井理人(陶磁)
近岡令(硝子)
新村竜也(硝子)

organic stereo newsページ

絵画を眺めること、音をつくること

先日、ホキ美術館に行ってきました。
北海道から一週間ほど東京にきていた父親と、
ドライブをかねて、首都高を走り湾岸道を抜けて到着。
千葉市緑区にあるホキ美術館は、
昨年11月にオープンした、写実絵画専門の美術館。

実は、写実絵画には、それほど関心がなかった。
「まるで写真みたい」
というありふれた感想に違和感を覚えて、
そして、その台詞が
僕の中に残り続けていたようで、
せっかく絵画を見るなら、
もっと想像の広がるものが見たい、
なんて生意気なことを考えていました。

でも実際に、自分の目で、
素晴らしい写実の作品を眺めていると
沢山の発見があったのでした。

たとえば、
グラスに注がれた透明な水のなかにも、
無数の色彩が潜んでいるということは、
写真を見ていただけでは、なかなか気づけなかったと思う。

その無数の色彩は、
作品にうんと近づいて眺めると、浮かび上がってきた。
少しの距離をおくと、写真のような光沢が生まれる。

*

近づいたり、離れたり、その動作を繰り返していると、
それが、音作り(ミックス作業)にもよく似ていると感じた。

サイン波以外のすべての音には、
複数の音波が含まれている。
たとえば、ギターの単音にも無数の音波が存在していて、
それを音源にするときには、
聴きやすくするため、心地よく聴かせるために、
様々な音波を強調したり削ったりします。
その作業中というのは、まさに、
絵画にうんと近づいて眺めている感覚。

そして、編集がすすんだら、
ギター以外の音と同時に鳴らしたり、
一般の環境にあるようなラジカセで
聴いてみたりするのですが、
それが、絵画の全体を眺める感覚。

近づきっぱなしでもダメだし、
離れっぱなしでも、退屈な仕上がりになる。
ふたつの動作を繰り返しながら、音をつくっています。


これって、日常生活でも、
いろいろ置き換えて考えられそう。
人との関係もそうだろうし、将来を考えることや、
料理をするとき、掃除をするとき、などなど。

近づいたり、離れてみたり。
その動作を繰り返すことを大事にできたらと思います。

京都1. 旅の中で聴く音楽

旅をすることの中には、多くの魅力があるけれど、
僕は、目的地に向かう時間そのものが好きです。

池袋発の夜行バスに乗って京都に向かう。

消灯になるまでの間の2時間ほどは、本を読み
そして灯りが消えてからは音楽を聴く。

近頃、音楽を聴いていて、
きれいだな、斬新だな、上手だな、
心地よい音だな、と思うことはあっても、
こころが震えるような瞬間は少なくなってきた。
でも、旅の中で聴く音楽は、
不思議な程、こころを揺さぶる。

思い返せば、この感覚って、中学高校時代には、
日常でも頻繁に湧いてきていたように思う。
そしてその感覚から生まれた曲は、
今でも演奏し続けている大切なものが多い。

見知らぬ土地、人との出会い、
初めて触れる出来事の多さ。
不安と楽しみが色濃く入り混じった、
そんなドキドキする気持ちが、旅の中にはある。

きっと、中学高校時代の多感な時期には、
これと同じような感覚が日常のあちこちに
ちりばめられていたのかもしれない。

歳を重ねて、知識が増えるにつれて、
見知らぬものとの出会いに対して
疎くなってくることがある。

よい音楽を作ろうと、
音の並びを学んだり、楽器の練習を
コツコツすることも重要。
でもそれと同じに大切にしたいのは、
旅をすることはもちろん、
日常の中においても、新鮮な眼差しで、
不安や楽しみをごちゃ混ぜにした気持ちを、
多く持ち続けるということ。

AM6:15、目覚めたら、京都に着いていた。

*

京都2. はじめてのロケ地めぐり

京都3. ”その人”が出ている音楽


京都2. はじめてのロケ地巡り

早朝に京都の河原町に到着。
近くのスパでひと休み。それから、
よく晴れた午前中、冬の京都を歩く。

euphoriaのライブで京都に来る時は、
いつも車だったので、
あまり土地勘をつかめないでいたけれど、
今回は、一人であちこち歩き回っている。
バスの時刻表を眺めたり、電車の路線を調べたり、
少し迷いながらも自分の足で歩いたり。
そうしているうちに、
京都の街の地図が少しずつ頭に入ってくる。

小さな子どもくらいある重さのリュックと、
ギターのハードケースを持って移動するのは大変なので、
ライブをするTranq Roomで、荷物を預かっていただく。

リハまでは、2時間ちょっと。
あまり遠くには行けないので、
iPhoneのmapを使って、コースを模索。
そういえば、先日観た
マザーウォーターという映画の撮影は、
この辺りだったようなと思いついて、検索。

マザーウォーター、
質素でありながら温もりを感じる、素敵な映画でした。
その中のシーンで、小泉今日子さんが
珈琲を淹れているカフェがあって、
そのお店が分かったので、わくわくしながら散歩を再開。
映画のロケ地巡りは、事前準備が大変そうで、
僕がすることはないだろうなと思っていたけれど、
iPhoneのおかげで、ほんの思いつきで実現してしまった。

お店の雰囲気は、映画のときとほとんど一緒で、
店内は珈琲のよい香り。
マザーウォーターの心に残っている場面を
思い出しながらのしばし休憩。
ランチのエビチリ茄子の温泉たまご丼も美味でした。

Tranq Roomに戻り、リハーサルがはじまる。

*

京都1. 旅の中で聴く音楽

京都3. ”その人”が出ている音楽

京都3. ”その人”が出ている音楽

会場では、出演者同士で会話が弾む。
気づくと、めずらしいことに、
出演者4組全員が同い歳。

初対面の人とは、いつも敬語を使うけれど、
そのことを意識しないで話すのは、新鮮。
相手のことも自分のことも、
なんだかはっきり見えてくる気がした。

organic stereoは3番目に演奏。
Tranq Roomの落ち着いた雰囲気と、
たくさんのお客さんのあたたかさに支えられて、
気持ちよく演奏ができました。

ラストに演奏したのは、企画者のアベフミヒコくん。
繊細で小さなうたごえからは、
大きな世界が浮かび上がって、
素晴らしい演奏だった。
MCでは今回の企画「音の輪」を振り返り、

「出演者それぞれの表現は様々だけど、
 すべて、”その人”が出ている音楽だった。」

と話していて、僕は、うんうんと頷きながら聞く。
僕も、”その人”が出ている音楽に大きな魅力を感じる。
これまでに感動をおぼえた音楽の多くがそうで、
自分自身の音楽においても、
その部分を大事にしたいと思っています。


初めて見るorganic stereoのライブを
楽しみに待っていてくれている人、
euphoriaのときからいつも足を運んでくれる人、
久しぶりに会う学生時代の友人たち。
東京から遠く離れた場所で、
出会えることができてうれしかった。
そして、「音の輪」に呼んでくれたアベくんや
共演者のみんな、スタッフのみなさん、Tranq Roomさん、
どうもありがとうございました。

遠征で演奏をすることの充実感を、
たっぷりと感じた、冬の京都ライブでした。

*

京都1. 旅の中で聴く音楽

京都2. はじめてのロケ地めぐり

欲張らないところにある自由

"Winter EP"、
たくさんの方に聴いていただくことができて、
そして、多くの感想をいただけて、大変うれしいです。
ありがとうございます。

制作にとりかかったのは、この冬がはじまる頃。
仮完成までたどり着くたびに、確認のため、
その音と共に、外を歩きました。
マフラーと手袋をして、白い息を吐きながら。
そのときの感覚が"Winter EP"を聴くと
鮮明に浮かんできます。

*

"The Stories Linger in My Mind"以来、
だいぶ久々のオリジナル楽曲ということもあって、
隅々まで耳を傾ける意識で、
今回の3曲を仕上げていきました。

制作途中、意気込むあまり、
その気持ちが膨らみすぎて、
少し、不安になってくることがありました。
はたして、聴き手の方に、
このニュアンスは伝わるだろうか、
見向きもされなかったらどうしよう、などなど。

でも、今思うと、
そういった考えが行き過ぎるのは、
もったいないなと感じます。
なにがもったいないかというと、
受け手の方の自由が少なくなっていくから。
そして、自分自身の自由にも制限が生まれる。

僕に出来ることを精一杯に表現することが大切で、
そこから先のことまで、踏み込むのは、欲張り過ぎかも。
そんなことを、制作中の自分に伝えたい気持ちです。

もちろん、なりふりかまわず自分勝手に作っていく、
というようなことを考えているのではなく、
今の自分にできるの精一杯の表現、
その尊さを大切にしていきたいということ。

そんなことを思いながら、
春の作品を膨らませていきたいと思っています。



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Winter EP / organic stereo

http://shop.organicstereo.net/にて、
3曲の試聴と購入ができます。

たすきという存在

年末は、大掃除や機材入れ替えなどで
ばたばたしていました。
そして気づいたら大晦日になっていて、
楽器屋のセールが今日までと思い出して、
夕方、渋谷に出かけました。

なんでこんな日に、ばたばたしているんだろう、
買い物行くならもっと早くに行けばよかったと、
ひとりごちながら、ふらふらと渋谷まで。

目当てのオーディオインターフェイスは
まだ在庫があって、ほっとひと安心、購入。
そして、楽器屋を出るときに、
年末キャンペーンのガラガラくじがあって、
当たるわけないと思ってガラガラとすると、
銀色の玉が出て、2等が当たる。
2万5千円のインナーイヤホン。
こういうことって生まれてはじめてだったので、
うれしいを飛び越えて、とても驚く。

*

思い返せば、出かけるまでに、
ばたばたしていたおかげで、
よいタイミングになったのかも。

しっかりかっちりと日々を過ごすことだけが、
よいこととは限らないんだなぁなんて思ったり。
なので、お正月は例年よりもくつろいでみました。

よい塩梅にくつろいでいると、
自分へのこだわりが程よくうすらいできて、
周りのモノがそのままの形で、
見えてくることに気づきました。

そのおかげかどうか分からないけれど、
例年以上に今年の駅伝には感動しました。
たすきという存在が、すごいなぁと思って。
他の人につなげたい、届けたい気持ちがあるから、
実力を遥かに超えた力を発揮できる。
それを思って、涙ぐんでいました。

*

人は、ほっといたら、
自分のことばかりを大切にしてしまう。
でも、周りの人のためになにが出来るだろう、
なにを届けられるだろうと、
ほんの少しでも考えられるようになると、
そこから大きな一歩を踏み出せるような気がします。

なんだかとりとめもないことを
つらつらと書いてしまいましたが、
そんなこんなで2011年、
今年もよろしくおねがいします。

まずは、organic stereo、二年ぶりのライブ。
1/28、下北沢440、百景企画のすてきなイベントです。

・百景
・クボアツシ+オオタツバサ(ar)
・見汐麻衣
・organic stereo

http://www.organicstereo.net/news/

よろしければ、ぜひいらしてください。

共感をじわじわ広げていく

録音とミックスを担当させていただいた、
百景の「とおくを つなぐもの」が、
先日発売になりました。
ほんとうに、すばらしい作品です。

そして、このなかに収録されている楽曲、
「空の記憶」のリミックスをしました。
ディスクユニオンで購入された方の
先着特典音源として、聴いていただくことができます。

http://diskunion.net/jp/ct/detail/IND4620

リミックス制作は、
普段のゼロからの曲作りとは違って、
作曲家の持つきらりと輝く部分、
それに対して生まれる共感を
じわじわ広げていくようなイメージ。
その作業が、僕はとても好きです。

これまでには、
スウェーデンのバンドEFや、
Rally LabelのOne Day Diaryの
リミックスなどを手がけてきました。

そして今回の百景リミックス。
新たなリミックス手法を多く取り入れて、
個人的にもとても満足のいく仕上がりになっています。
百景タナカさんにも気に入っていただけて、
うれしかったなぁ。

よかったら、「とおくを つなぐもの」と共に、
ぜひチェックしていただけたらうれしいです。

期末試験前のメロディー

学校でテストに備えて、
徹夜するくらいの勢いで、
勉強をしているときに限って、
勉強以外のことで、
ものすごいひらめきが湧いてきてしまう、
不思議な感覚があります。

僕が学生だった時も、期末試験の頃に、
いいメロディーが沢山浮かんできた記憶があって、
よりによって、テスト前に、
完成してしまった曲も数多い。

今は、テストがあるわけではないけれど、
昨年、euphoriaのアルバム制作の締め切りに、
ひやひやしながら、
バタバタと過ごしていてたときは、
どうやら、期末試験前の雰囲気にも似ていたようで、
やはり、いい感じのメロディーが、
次々に生まれてきていました。

そのひとつひとつを聴きなおしています。
中には、これ誰の曲?と思えるくらいに、
新鮮な響きを見つけては、にやにやしながら、
ひととおり、整理をしている、今日この頃。

打ち上げらしくない打ち上げ

手作りのおいしいお菓子と、その場で煎れた深い味わいコーヒー。
ゆったりとした作りの木でできた机を囲み、のんびりとした会話がはずむ。
これがライブ後の打ち上げだとは全く想像もできないような。

organic stereoが出演させていただいた、
代官山 IT'Sでのイベントは、この打ち上げ風景のように、
とてものんびりとあたたかな雰囲気の空間で、
心地の良い時間となりました。

IT'Sのたかつさん、お菓子作りの嶋崎さん、
コーヒーの日曜喫茶さん、共演のcokiyuさん、
そして、足を運んでくださったみなさん、
どうもありがとうございました。

場所によって、音楽の聴こえ方は大きく変化するものですが、
organic stereoの音楽は、その傾向が色濃いものだなぁと、
改めて、実感しました。
演奏していて、イメージ通りに音が響いていることが、
しっかりと感じられました。

この先も、いろんな場所で、演奏をしてみたいなぁ、と思っています。

macを扱う感覚とギターを演奏する感覚

organic stereoのネストでのライブ、
観に来て下さった方、どうもありがとうございます。
朝の澄んだ空気→昼の暖かな日差し→夕暮れ→夜の星空→その先、
といった流れをライブ全体で表現しようと試みたライブでした。
macを扱う感覚と、ギターを演奏する感覚は、だいぶ異なるもので、
それをステージ上で同時に行うのは、なかなか難しく、
さまざま反省点はあるのですが、ひとつひとつのライブでの経験を大切に、
しっかりとorganic stereoのライブスタイルを確立していきたいと思っています。

で、次回のライブが決定しました。
代官山のGallery it'sというアットホームな雰囲気の、
すてきなギャラリースペースでのライブです。
まめとショコラというイベントが2/6〜2/17まで開催されていて、
organic stereoは 2/14(土)に演奏します。
日曜喫茶さんの珈琲と嶋崎かづこさんのお菓子の
セットをのんびりいただきながら、音楽もたのしむといった雰囲気です。
共演のcokiyuさんともご一緒できてうれしいです。
お時間あればぜひ遊びにいらしてください。

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詳細は↓をご覧下さい。
http://www.organicstereo.net/news

スペースの関係上、だいぶ少数分ですが、
チケットのご予約も↓にて、受け付けています〜。
http://www.organicstereo.net/reservation.html


*

それから、organic stereo情報をもうひとつ。
J-WAVEの月〜木に放送、クリス智子さんナビゲートの、
BOOM TOWNという番組内の、
鏡リュウジ監修の星占いのオープニングBGMとして、
organic stereoの"sdm"が採用されています。
また、LIVE THE LIFEというコーナーでは、
"The Frog Princess"がBGMで採用されています。

星占いが朝9:15〜、LIVE THE LIFEが10:40〜の放送です。
機会があれば、ぜひチェックしていただけたらと思います。

セミアコを弾き込む

1/26のorganic stereoライブ at 渋谷nestに向けて
準備がだんだんと整ってきました。

euphoriaのライブとは違い、
organic stereoの場合は、仕込みの準備に多くの時間がかかります。
ライブ仕様に楽曲をプログラミングしたり、
nestの音響をイメージしながら音を作り直したり、などなど。

そして、organic stereoのライブは、
macなどを用いながらも、ギター主体の構成をこころがけているのですが、
今回は、アコギではなく、メインのエレキ、シンラインでもなく、
gibsonのセミアコを使ってみようかなと考察中。
シンライン以外のエレキを人前で弾くのは、7〜8年ぶりで、
だいぶ、わくわくしています。
もちろん、しっかりと練習して臨まなくてはということで、
じっくり弾き込んでいる最中です。


26日、お時間あれば、ぜひ足を運んでいただけたらと思います。
Rally Label主催のイベントで、出演される方々も豪華です。
音楽の演奏以外にも、
写真家、原田奈々さん(クラムボン、ハナレグミなどの
アーティスト写真などでも活躍されています)のスライドショーや、
嶋崎かづこさん(おかし屋)のsweetsなどなど、
おもしろいイベントになりそうです。

詳細は↓をご覧下さい。
http://www.organicstereo.net/news

チケットのご予約は↓にて、受け付けています〜。
http://www.organicstereo.net/reservation.html

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organic stereo "a little piece of a little peace"

19日、原美術館での、
organic stereo "a little piece of a little peace"。

当日は、原美術館の中庭で、
事前にプログラミングしておいたパッチを日中から夕暮れ時まで、
その空間のBGMとして、ずっと再生していました。
このパッチは、100種類近くのサンプルが、ある規則を通過後、
ランダムな組み合わせで現れたり消えたりするというもので、
原美術館の休日の中庭をイメージして制作したもの。
そして、ときどき、それに合わせて、ギターを弾くというスタイル。
この流れが、中庭の心地よさと呼応して、個人的には、
とても気持ちのよいものでした。

そして、夜の部は、ホールでの演奏。
満席で、立ち見の方も大勢いるなかで、
うれしさ以上に、だいぶ緊張してしまいましたが、
ガラス越しの原美術館の夜の灯りの美しさに
支えられながら、ソロ、バンドスタイルの演奏。
楽曲で取り込んでいた秋の鈴虫の鳴き声をoffにしても、
再生が止まらず、"??"と思っていたら、
窓の外の中庭から、実際の鈴虫たちが演奏していて、
ライブハウスでは味わえないような状況にびっくりしたりも。

足を運んでくれたみなさん、
どうもありがとうございました。
また、たのしみにしていたけれど、
定員オーバーで来られなかった方、
どうもすいませんでした。

今回のイベントで感じたこと、
学んだこと、反省点などを生かしながら、
次回のイベントがさらによいものになるよう、
のんびりですがコツコツと
準備をすすめていきたいと思っています。

*

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螺旋階段の響き

organic stereoの表参道ヒルズでのライブ、
観に来てくださったみなさん、ありがとうございます。

大きな螺旋階段の中央、高い天井、長い残響、人の会話、歩く音、
いつもとは全く異なる状況のライブで、
演奏中、奏でるべき音について、
ときどき戸惑う瞬間もありましたが、
今の自分の状況をある程度、楽しみながら、
ライブが出来たように思います。

organic stereoの音は、
演奏する環境や状況によって、
さまざまな響かせ方が出来るように思います。
organic stereoの音と、会場の空気感とが、
うまく溶け合い、相乗効果をもたらすことができるような、
そんなライブをこころがけたいと思っています。

次回のライブは、organic stereo主催の企画で、
10/19(日)、原美術館で演奏させていただくことになっています。
原美術館、ご存知の方も多いと思いますが、
こころ落ち着く、とても素晴らしい空間です。
その場所で、秋の気配を感じながら、
organic stereoの音と原美術館の空間とが、
心地よく共鳴するように、
気持ちのよい時間の流れを築けたらと思っています。
よろしければぜひ、足を運んでいただけらうれしいです。

詳細は随時、organic stereo official websiteにて、
お知らせしていきたいと思っています。


場所とコミュニケートする感覚

7/19 (土) に、表参道ヒルズにて、
organic stereoがライブをすることになって、
その下見ということで、表参道ヒルズ "spiral live"を観てきました。
演奏する場所は、吹き抜け階段の中央で、
上を見上げるとずいぶんと高い位置に天井が。
(こんなに高い天井の下で演奏できるのは後にも先にもなさそう)

想像していた以上に、もの凄い残響、
そして、ショッピング中の人たちの会話だったり、足音だったり、
いろんな音が渦めいているなかで、
演奏と建物とが対等に並んで存在している雰囲気。
さまざまな工夫が必要になると思うけど、
その場所とコミュニケートする感覚で、そこで生まれる、
音を奏でることができたらと思っています。

演奏を観たあと、地下3階から地上3階までの、
スロープをぐるっと。
僕みたいな人は入れないようなお店が並んでいて、ちょっと緊張(笑)。

7/19の詳細は、organic stereoのnewsページをご覧下さい。

表参道のお散歩がてら、お買い物がてら、
よろしければ、ふらっと立ち寄っていただけたらうれしいです。

*

帰りは、外苑前のFlaneur Cafeでご飯を食べる。
のんびり落ち着く場所です。
organic stereoの在り方をぼんやりと考えたり。
食後のティラミスも、とても美味でした。
帰り際、organic stereoのCDをお渡しする。
聴いてもらえたらうれしいなぁ。

とてつもない距離感と繊細なものの存在、そしてそれをつなげるもの

”The Stories Linger in My Mind” Release Partyでのライブ。

organic stereoとして、初めての長時間のステージということもあって、
それまでの連日のライブ準備の疲労や、当日の大きな緊張などで、
本番前には、激しい頭痛に襲われていて、
体調が、がたがたと崩れてきてしまい、
今日演奏できるのか、曲数を減らすべきなのか、
というほどまで、追い込まれた状況でした。

organic stereoの音楽は、しんどい表情で演奏するようなものではないので、
リハでは、出来る限りの平静を保って、それから、そそくさと、
渋谷の街を歩いて、バファリンを買いに薬局へ。
土曜の夜の渋谷の街の人混みは凄まじくて、めまいで倒れそうになりながらも、
路地裏に入って、ミネラルウォーターでバファリンを勢いよく飲み込む。
そのときに、その日初めて上を見上げたのですが、ビルとビルの隙間から、
ぼんやりとした明かりのまばらな星が見える夜でした。

それまで自分のすぐ近くのことしか目に入っていなかった僕が感じた、
ビルの隙間から見えた、まばらな星とのとてつもない距離感。
そして7th Floorに戻って、楽屋に届けて下さっていたお花の、
その細部にまでわたる繊細な美しさ。
そのふたつの存在が、驚くほど自然に、
僕のこころを穏やかにしてくれたのでした。

ステージに配置した機材の間に、いただいたお花を飾って、
演奏を開始する頃には、もうすっかりと、本調子に。
そして、会場の雰囲気のよさ、お客さんのあたたかな空気のおかげで、
のびのびと、こころをこめた演奏ができました。

ソロでのライブは、想像以上に、ハードなものでして、
準備段階では、自分のなかで、恐ろしいものを幾度も見たのですが、
それゆえに、今まで感じたことのないような、
大きなもの存在、繊細なものの存在、
そして、お客さんのこころ温まる存在に支えてもらっているという実感を、
身にしみて感じることができました。
あらやるものに対しての、感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、こんな弱々しい僕を支えて、演奏を手伝ってくれた、
トビナイくんとショウタくん、
最高にすてきな演奏をしてくれた三富さん、
そして、たくさんの力を貸してくれたレーベルスタッフの方々、
7th Floorのスタッフの方々、
ほんとうにどうもありがとうございました。

この日、与えてもらったことのひとつひとつを大切に、
これからの日々を過ごしていきたいなぁ、と思っています。

*

organic stereoとしてのライブは当分、未定なのですが、
次の機会には、さらに見応えのあるものにできたらと思っています。
よろしければ、ぜひ、頭の片隅で、たのしみにしていてください。

曲が微笑む

3/8(土)のorganic stereoはじめての自主企画、
"The Stories Linger in My Mind" release partyに向けて準備の日々。

今回のライブでは、
演奏時間がたっぷりあるので、
apple store tourで行った、ひとりでの演奏スタイルに加え、
あらたにサポートミュージシャンに入ってもらっての演奏も考えています。
これにより、今までライブではお披露目できなかった曲たちも、
release partyで、初めて演奏することができるのです。

リハで初合わせをしてみたのですが、
ギター2本が重なり合う響きが生み出す、
広がりの心地よさに、思わず胸が高鳴りました。
今まで、CDのなかだけでの存在だった曲たちが、
こうして、大きな空間に広がっていく感覚。
僕だけでなく、曲そのものも、にこやかに微笑んでいるようです。

当日、会場では、
ゆったりあたたかな照明と、のんびりくつろげるイス席と、
体にもおいしいorganic stereo特製フードメニュー(数量限定)をご用意して、
のんびりとゆったりと、大切なときを過ごせたらと思っています。

この先のorganic stereoのライブ予定はまったくもって未定です。
ぜひこの機会に、足を運んでいただけたらうれしいです。

■チケットご予約は↓こちらにて。
http://www.organicstereo.net/reservation.html


*

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おばあちゃんのことば

僕が学生だった頃に、おばあちゃんはよく、
「ひろちゃん、大きくなったらNHKで働いたらいいよ」、
といっていました。

今もそういう風潮はあると思いますが、
昔のひとにとってのNHKとは、
とても大きな存在だったのでしょう。

先週の土曜日(2/9)、
NHKのおはよう日本という番組内の
「八ヶ岳で冬を楽しむ」という特集で、
organic stereoの「Upon My Soul」が
BGMとして採用されたことを知ったとき、
ふと、おばあちゃんのことを思い出しました。

まぁまぁ、曲が流れただけでしょ、といわれたらそれまでですが、
僕にとっては、なんだかうれしいできごとでした。

高校生のときに、
それまでのテープレコーダーに比べ、
高音質で録音できるデジタルMTRを購入して、
わくわくしながら、「Upon My Soul」を録音しました。
そして、完成したものをCD-Rにいれて、
それをリビングのスピーカーで、
おばあちゃんと一緒にソファに座って聴きました。
その当時、90歳をこえていたおばちゃんがつぶやいてくれた、
「あらぁー、とってもきれいな音楽だね〜」ということばが、
今も、僕のこころのなかから、たしかに聴こえてきます。


organic stereo newsページ
http://www.organicstereo.net/news

もっと自由な存在

本日(2/6)発売のダ・ヴィンチ3月号に、
organic stereo "The Stories Linger in My Mind"の
ディスクレビューが掲載されています。

僕は、普段、おもしろそうな本を選ぶ際に、
毎月のダ・ヴィンチのお世話になっていて、
毎号たのしみにしている雑誌のひとつです。

ダ・ヴィンチの音楽レビューは、月にわずか12枚程度で、
メジャーの方々がほとんどなので、
99%無理だろうな、と思っていましたが、
好きな雑誌だったので、ダメもとで音源を送ってみたところ、
びっくりしたことに、編集部のかたが気に入ってくださり、
掲載してくれることになったのです。

音楽誌以外の媒体で、作品を取り上げていただけたことで、
新たなリスナーのかたと出会えたらとてもうれしいな、と思います。

以前のvoiceでも書いていたと思いますが、
僕の音楽作品が、音楽に詳しいかたに、
気に入っていただけるのがうれしいのは、もちろんのことですが、
「そんなに音楽には詳しくないんだけど・・・」、
というかたにも気に入っていただくことができたら、
本当にしあわせです。
音楽はきっと、もっと自由な存在。

このことは、僕が、音楽をつくるときに
こころの片隅でいつも意識していることです。

本屋さんに行く機会がありましたら、
ぜひご覧になっていただけたらと思います。
奥田民生さんや吉田拓郎トリビュートや木村カエラさんのあいだに、
ちょっと場違いな(笑)、organic stereoです。


ひやかし半分

今週の金曜日 (25日)にorganic stereoが、
SHIBUYA FM "SHIBUYA VILLAGE VOICE"に、
ゲスト出演します。

SHIBUYA FM 78.4 MHz
1/25(金)午前11:00-午前11:58
"SHIBUYA VILLAGE VOICE"  DJ 小島麻子

昨年、番組担当者のかたが、myspaceでorganic stereoの曲を聴いて、
大変気に入って下さり、メールをいただいたのがはじまりで、
出演させていただくことになりました。

ラジオの出演といえば、
一昨年にeuphoriaがタイのfatフェスに出演する際に、
現地のFM局での収録を思い出しました。
あのときは、ことばがほとんどわからない、とか、
しょうたに多くをまとめて話してもらっていたのですが、
今回ばかりは、ことばもわかれば、しょうたもいない、
ということで、これは、ちょっと大変なことになりそうです。
しかも、今回は、生放送という。。
ずっと曲をかけっぱなしがいいなぁ、なんて甘えてみたり(笑)。

そんなわけで、
お聴きになることがきる地域にお住まいのかたは、
ひやかし半分、チェックしていただけたらうれしいです。

SHIBUYA FM webサイト
http://www.shibuya-fm.co.jp/

calmly

"The Stories Linger in My Mind"、いろいろなお店で、
試聴機展開してくださっているようで。
店員さん直々のコメントを書いて下さっている店舗もあって、
「あー、しっかり聴いてくれているんだなぁ」と、うれしくなりました。

ちなみに、今回、店舗限定で、
未発表音源を収録したCDを先着でプレゼントしています。
7分ほどの大きめの楽曲で、なかなか壮大な仕上がりの、
"calmly"という楽曲が収録されています。
organic stereoの新しい一面を聴いていただけるような、
そして、僕自身、お気に入りの楽曲ですので、
ぜひ、こちらも聴いていただけたらうれしいです。

うれしさもひとしお

white patternが完成した直後から、
organic stereoの正式リリースに向けての構想を
本格的に考え始めたことを思うと、
そのときから、およそ、まる1年たった今日、
"The Stories Linger in My Mind"が発売になりました。

デビューアルバムということで、
うれしさもひとしおです。

os_tetyou.jpg
(記念として手帳にレビュー記事の切り抜きを貼ってみたり。)

わくわくというか、そわそわというか。
なんだか、5年前にリリースした、
euphoriaのデビュー作品、
"floral dew"の発売日のことを思い出しました。

CD-Rで、自主制作をしていたときから、
長いあいだイメージを膨らませてきて、
こうして、思い描く世界をCDに収めることができて、
とてもうれしいです。
ジャケットのイラストを描いてくれたスガノくん、
HPやCDのデザインまわりなどを担当してくれたショウタくん、
リリースへ向けていつも励ましてくれたレーベルスタッフの方々、
そして、完成を楽しみにしていてくれた方々、
ほんとうにどうもありがとうございました。

毎日の暮らしのなかに溶け込む、
日常のサウンドトラックのような、
そんな作品になったらうれしいです。


”The Stories Linger in My Mind” 特設サイト
http://www.organicstereo.net/storieslinger/

organic stereoの全曲解説

organic stereoの1st full album発売まであと数日。
こないだ、パッケージングが完了したCDが届きました。

os_jake.jpg

音楽はもちろん、パッケージのデザインも、
とても満足のいく仕上がりです。
部屋の片隅にぽつんと置いておきたくなるような、
そんな作品になったらうれしいです。

*

そんなこんなで、
今日は、特設サイトのコンテンツ用に、
アルバムの全曲解説の文章を考えていました。
organic stereoの音楽は、
僕の日常がそのまま音になっているような
きわめてパーソナルな作品でして、
その成り立ちをことばで説明するのも、
なかなかおもしろいのでは、
と思いこのコンテンツを制作しました。
全14曲分の解説、
なかなか読みごたえのある仕上がりになったかな。

全曲解説の他、試聴などもできますこの特設サイト、
よかったら、ぜひご覧になってください。
(全曲解説はtracksページの曲名、右のアイコンをclick)

1st full album ”The Stories Linger in My Mind”特設サイト
http://www.organicstereo.net/storieslinger/

人のこころの中に確かに響く音

昨夜の渋谷Apple Storeでのライブ、
沢山の方が観に来て下さって、とてもうれしかったです。
どうもありがとうございました。

これで、Apple Store Tour 2007、
すべての行程を終えることができました。
このTour計画を立てた時には、
ほとんどライブ経験もないのに、
なんとも無謀なことのようにも感じていたのですが、
今回のApple Store Tour 2007を通じて、
organic stereoに対する自覚が以前よりも、
確かなものになったと感じています。
そして、各地を巡る中で出会った、
いつまでも忘れられないであろうたくさんの風景は、
これからの僕の音楽でしっかりと表現していけたらと思っています。

ライブ演奏に関して、まだまだ改善していきたい課題点は、
たっぷりとあるので、ひとつひとつ、じっくり向き合っていきます。
デジタルな技術を多く用いながらも、
人のこころの中に確かに響く音を奏でたいと思っています。

organic stereoの次回のライブは、
だいぶ先になってしまうと思いますが、
その機会には、ぜひ足を運んでいただけたらうれしいです。

まずは、2008.1.16にCDをリリースできること、
今からとても楽しみにしています。

CDのパッケージ

organic stereo 1st full album "The Stories Linger in My Mind"のCD発売は、
2008年1月16日に決定しました。

それに向けて、ジャケットやパッケージ部分の構成も整ってきました。
今回は、念願の紙ジャケで発表できそうです。
euphoriaでも毎回、紙ジャケ案が出るのですが、
コストの問題などで、なかなか実現が難しかったのです。
バンドのレコーディングでは、リハスタよりも高額なレコスタを、
何日も押さえなくてはいけなかったりするのに比べ、
organic stereoの制作はすべて僕の部屋で完結できるので、
コスト面で、ちょっとゆとりがあるのです。
そして、今回のジャケのイラストとしても、
紙ジャケの方がよりしっくりくるのではと思います。

その紙の材質まで、こと細かにこだわっています。
絵の質感を際立たせるために、一般的な光沢のあるものではなくて、
ほんの少しざらついたマットな素材を提案してみたり。
音楽配信が主流になりつつある今だからこそ、
CDのパッケージは、しっかり丁寧に、作り上げたいな、と思います。

デザインからパッケージに至まで、
いろいろとこと細かに対応してくれている、
デザイナーのサトウショウタくんに感謝感謝の気持ちです。
どうもありがとう。

*

1115_02.jpg

自然と体が動き出す

せっかくの北海道、早起きをして、
朝の札幌の街をお散歩しようと思っていましたが、
昨夜はだいぶ夜更かししてしまったこともあって、
目が覚めたのがチェックアウト間際。ちょっと慌てながら、部屋を出る。

千歳空港に着いてからは時間がたっぷりあったので、
宮越屋珈琲でのんびりと。僕の中で、珈琲ブームは相変わらず。
空港の売店でのじゃがぽっくるの大人気ぶりに驚く。

仙台空港は、時間帯も関係して、人の数もまばらで、
建物もきれいで、ゆとりのある心地よい空港でした。

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先週の福岡に続き、仙台も初めて訪れる場所。
どんな街なのか、わくわくした気持ちもありましたが、
それ以上に、euphoriaとしてのライブ経験もなければ、
ライブにお誘いできる知り合いもいなく、
観に来てくれる方は果たしてどれだけいるのかどうか、
そんなわけで、だいぶ過酷な状況を想定しながら、
覚悟を決めて、仙台Apple Storeへ到着。

Apple Storeのスタッフの方のてきぱきとした、
そして親切な対応にこころが落ち着く。
これまでに各地のApple Storeでお世話になってきましたが、
どのお店のスタッフの方も大変親切で、
ますますAppleが好きになってきています、今日この頃。

そして、本番。
昨夜のホテルでの最終リハのおかげで、落ち着いた心境で演奏ができました。
1〜2曲目の演奏を終えて、顔をあげると、驚く程にたくさんのお客さま方。
大きな拍手やorganic stereo liveでは初めての歓声までいただく。
リズミカルな楽曲では、踊り出す方まで(!)。
organic stereoのライブでは、いつの日か、
みんなが心地よく眠たくなるような、
ゆるーいセットを組んでみたいなぁ、思っていましたが、
自然と体が動き出すような、そんなセットも素敵だなぁ、と思いました。
ライブを観に来て下さった方、たまたま通りがかりで聴いて下さった方、
本当にどうもありがとうございました。
またぜひ仙台でライブができたらと思っています。

帰りの新幹線では、定番の牛タン弁当を。
底にある紐をひっぱると加熱してほかほかになるのですが、
これが、とても美味。さすがは駅弁グランプリ。


自宅に戻ってからの記憶はほとんどなくて、
気づいたら朝をむかえていました。
札幌に出発したのが、一週間くらい前のことのように思える程に、
いろいろなことに出会い、そして感じて、考えて、
貴重な時間を過ごすことができました。

先週末は福岡、大阪、名古屋、そして、今回の札幌、仙台。
短い間に、これほど沢山の場所に行ったことは初めてでした。
残すは、渋谷Apple Storeでのツアーフィナル、
このツアーで出会うことのできた、
沢山の人たちや場所に、感謝の気持ちを込めて、
よい演奏ができたらと思っています。

心地よい冷え込み

前日の夜に、euhporiaのライブ、その後打ち上げに参加して、
深夜に自宅に戻り、それから札幌、仙台でのライブに向けての荷物つくり。
そんなわけで、あまり眠ることができないまま、羽田空港に向かう。

飛行機は、うとうとしているうちに、千歳空港に到着。
寝ぼけ眼のまま飛行機を降りると、びっくりするほどの冷え込み。
そこで、完全に目が覚める、おまけに、euphoriaライブの疲労感も吹き飛ぶ。
僕が小さな頃、スキーをするために、冬の北海道によく来ていて、
その頃の楽しい記憶があるからなのでしょうか、
北海道に到着したときに感じる冷え込みが、なんとも心地よいのです。

札幌まで向かう電車から見える風景。
木々の葉は、赤や黄色に色濃く彩られています。
立ち並ぶ住宅の屋根の多くは、雪国らしく真っ平ら。
あの上に沢山の雪が積もるのも、もうすぐなのかな。

札幌Apple Storeに到着。

apple.jpg
ライブを観に来てくださった方、どうもありがとうございます。
ライブ中、mac上で自分が組んだプログラミング処理がうまく動作しない部分があり、
ちょっと冷や汗をかいてしまいましたが、
なんとか、流れを崩さずに演奏はできてひと安心。
観に来て下さった方に、euphoriaとしてもorganic stereoとしてもぜひまた北海道で、
ライブをしてください、とうれしいお言葉をいただきました。
ぜひぜひ実現できたらと思っています。

ライブ後には、僕の伯母の料亭で、
新鮮な北国の味を満喫。おいしかったなぁ。
ちょっぴり贅沢をさせていただきました。


ホテルに戻ると、
先ほどのライブでのプログラミングの修正部分の確認。

room2.jpg max4.jpg

最後に、明日の仙台でのライブに備えて、
すべての曲順を通して、よし、ばっちり、と思った頃には、
頭が冴えわたっていて、眠れそうになかったので、
深夜のすすきのの街をお散歩。
金曜日の夜ということもあって、人がとても多い。
心地良さそうなほろ酔い加減のおじさんたち。

僕は、コンビニでお酒を買って、部屋でひとり、ふわふわと。
扇谷一穂さんの歌う”Moon River”と共に、そのままぐっすりと眠りにつく。


ハロウィンとおいしい天むす

昨日の心斎橋apple storeでのライブ後に、
観に来てくれた方に差し入れで、ハロウィンのお菓子詰め合わせをいただいて、

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(ありがとうございます!)

そうか、今は、ハロウィンなんだと気がついて、
今朝、名古屋行きの新幹線に乗る前に、パン屋さんで、パンプキンのスコーンを購入。
電車の旅は、わくわくします。

名古屋では、定番の味噌かつを食べました。美味。

名古屋栄のapple storeでは、入り口にorganic stereoの、
大きな看板をおいていて下さり、うれしかったです。

kanban.jpg

演奏では、曲のつなぎにつまずいてしまった点が残念でしたが、
ひとつひとつの曲に対しては、ほどよい集中ができました。
観に来てくださった方、どうもありがとうございました。

名古屋で暮らしている、高校時代の友人2人も観に来てくれて、
ライブ後にはしばし談笑。久々の再会、有意義な時間。

そして、その後、東京に向かう新幹線のなかでは、
名古屋のおいしい天むすを。とても美味。

重たい荷物で肩が麻痺しながらも、無事、帰宅。

たくさんの人たち、景色、味覚に出会いながら、内容の濃い3日間でした。
来週末の札幌と仙台も充実した時を過ごせたらと思っています。

心境をそのまま音に

心斎橋apple storeでのライブ、
沢山の方が観に来て下さって、とてもうれしかったです。
どうもありがとうございました。
観に来て下さった方々の暖かな雰囲気のおかげで、
演奏もよいものにできました。

organic stereoの楽曲は、euphoriaの楽曲と違って、
ライブ演奏のことはひとまず想定せずに作っています。
ですので、今回のApple Store Live Tourでは、どのようなライブにしようかと、
だいぶ悩みながら、試行錯誤しながら、セットを考えてきました。

例えば、パソコンに完成されたデータをあらかじめ仕込んでおいて、
それを再生するだけ、というスタイルでは、
毎回のライブでの出来不出来はほとんどなく、
だいぶ退屈になってしまうのでは、と思います。
僕がeuphoriaとしてのライブをする時には、
よいライブが出来たなぁ、と思う時もあれば、
悔しいほどに、よくないライブになってしまうときもあります。
そして、そのよくないライブの悔しさをバネに次回のライブに備えたり、
また、よいライブというものにも、演奏がスムーズにいった時、
感情をうまく込められた時、グルーヴ感がうまく出せた時など、
さまざまなバリエーションがあります。
このように、演奏者もお客さんにも予測不可能な要素が満載であるからこそ、
ライブの感動は生まれてくるのではないでしょうか?

そんなことを考えながら、
organic stereoのライブで大切にしたいなぁ、と思ったのは、
その時その時の自分の心境をダイレクトに音に反映できるものに、
ということでした。
今日の青空は心地よいな、じめじめした天候だな、
さっき食べたお好み焼きがおいしかったな、というようなこと、
観に来てくれた方たちの表情、しぐさ、etc...
それらを感じながら、音を奏でていく。

ですので、心斎橋apple storeでのライブで、お客さんの暖かな雰囲気のおかげで、
よい演奏ができたことが、本当にうれしかったのです。


心斎橋の朝

朝目が覚めると、全身が筋肉痛。
おかしいな、euphoriaのライブのように体はあまり動いていないはずなのに、
と思ったのですが、それは、沢山の重たい機材を東京福岡大阪と運んだ筋肉痛でした。

世界一周ができそうな旅行カバン(大げさですが・笑)に機材を詰め込み、
大きなミキサーケース、そしてギターケース。

もっとシンプルに出来ないものかと考えたのですが、
今回のライブセットを再現するには、どうしても必要なのでした。

euphoriaもorganic stereoもライブでは筋肉痛が必須なのかも。

さてさて、重たい体と重たい荷物を持ち上げて、
心斎橋Apple Storeに行ってきます。

ツアー初日

ツアー初日、福岡でのライブ観に来てくださったみなさん、
どうもありがとうございました。
のびのびと演奏が出来ました。

ライブ後には、すぐに大阪に向かわなくてはならなかったので、
初めての福岡の街をゆっくり歩くことができずに残念。
でも、リハ前に食べた博多ラーメンはとても美味でした。

大阪に向かう新幹線の中では、ちょっと慣れないことを。
ビールと明太子のおつまみという組み合わせ。
バーチャルサラリーマンを体験しました。

大阪に着いたら、おいしいお好み焼きを。

一日にこんなに沢山の場所へ移動したことは初めてで、
その場所その場所の人柄や味や空気感が色濃く感じられた一日でした。

明日の大阪ライブもよいものに出来たらと思っています。

ちょうどミナミホイールの最中、apple storeでのライブ後には、
いろんなライブが観られるのも楽しみです。

秋の気配が漂う朝に

organic stereo 2007 Apple Store Live Tourに向けての準備も、
よい感じに整ってきました。

昨日は、深夜にスタジオでのリハーサル。
organic stereoのライブでは、
生ドラムやエレキギターなどの大音量の楽器がないので、
自分の部屋でもリハーサルが出来るのですが、
スタジオの大きなスピーカーで音を鳴らすことで、
本番に近い環境での演奏感覚がつかめました。

リハーサルは、明け方、6:00近くまで続きました。
オーガニックとはほど遠い時間の流れですが(笑)、
ほとんどライブ経験のないorganic stereoが、
これから全国各地でライブをするわけですから、
それはもう、のんきなことをいってはいられません。

でも、スタジオからの帰り道、
秋の気配が漂う朝に、凛とした青空を眺めていると、
心地よいこころのゆとりが生まれてきたのでした。

福岡、心斎橋、名古屋、札幌、仙台、東京。
それぞれの場所の景色を楽しみながら、
よいツアーに出来たらと思っています。

お近くにお住まいの方は、ぜひ観にいらして下さい〜。

こころからはなれないお話

"The Stories Linger in My Mind"

僕が日々を過ごす中で感じることは、
とてもぼんやりとしていて、うまく言葉にできなかったり、
ふわふわと形のないようなものが多いです。
それらは一見頼りなさげに存在しているけれど、
でも、自分がちょっと不安になったり息苦しくなって、
様々なことを失いつつある時にも、
深呼吸をすると、それは確かに、しっかりと存在している。
そんな断片のひとつひとつを丁寧に紡ぎ合わせるように、
音楽をつくっていきたいと思っています。

organic stereo official website

organic stereoのofficial websiteがopenしました。
サイトを作ってくれた、webデザイナーのサトウショウタくん、
イラストを描いてくれたスガノトモヒコくん、
本当にどうもありがとう。

organic stereoの活動は高校生のころから、
のんびりとゆったりと、続けてきているのですが、
その流れを保ちながらも、
これからは、気持ちの面ではどっしりとした構えで、
活動に取り組んでいこうと思っています。

どうぞよろしくおねがいします。


organic stereo official website*
http://www.organicstereo.net