空間を使って本質を

久々に髪を切りました。さっぱりと。
ちょっとだけ身軽になったこの心地よさは、
先日、iPhoneのカバーを
外したときの感覚と少し似ている。

身の回りのモノって、
そのままにしていると、増えていく一方。
特に、デジタル機器に触れる機会が多くなった今、
データなんて増やしても、
物理的にはほとんど変わらないので、
減らすということに意識が向かない。
iTunesに入っている膨大な曲の数を見つめながら、
いつもそんなことを思うのです。

だからこそ、日常生活において、
ほんとうに大切なものってなんだろうと、
鈍った神経を揺さぶるように、
いろんなものと向き合うようにしています。

曲を書くときにも、
同じようなことを考えています。
この音って必要なの?
この展開の繰り返しは何のため?と、
頻繁に問いかけるのです。

モノが減っていくと空間ができて、
その空間を使って本質を見つめる努力をしたい。
そんなことを考えています。

この流れからいくと、
髪型も坊主までいければ、
説得力があるのですが、
それは、またちょっと別次元の問題ということで。