素敵な本は騒音を防ぐ

谷川俊太郎さんの「ひとり暮らし」が
文庫になっていたので、
それを片手に電車に乗り込む。
ユーモラスな名エッセイ。

都営大江戸線は、ものすごい騒音、
という記憶があったけれど、
そのことは、六本木で降りてから気付いた。
「ひとり暮らし」に夢中になっていたのでしょう。

ノイズキャンセルイヤホンをつけても、
防げないような騒音でも、
素敵な本にひきこまれると、
なんてことなしに、騒音を防ぐから不思議です。

六本木superdeluxeで、arのライブを観てきました。
フィジカルな躍動感にあふれていて、
身体が心地よく揺らめきました。

こないだarのクボさんとフジモトさんと、
吉祥寺で飲んだ時、
身体を鍛えていること、
それを内側に保って、演奏することの、
大きな可能性についてお話されていた。

そのときのことと、強くリンクして、
観ているこちらも、健やかな気持ちになったのでした。

superdeluxeを出て、駅まで歩いていると、
青山ブックセンターが、
まだ営業していたのでうれしくなる。
朝5時まで営業、六本木という街の時間の流れを感じたり。
POP1枚ごとがオリジナルで、おもしろい。
探していた、モレスキンの五線譜を購入。

終電間際の電車の中、
「ひとり暮らし」の続きを読みながら、
ゆらりと睡魔に襲われる。

家に戻って、北海道から届いたやきとりを2本食べて、
ウーロン茶を飲んで、就寝。