2009年12月02日 [ everyday ]
500通りの帰り道
髪がぼさぼさになってきたので、
午前中、ひさびさの美容院へ。
ここ最近は、12/4の"点と展vol.2"に向けたリハと、
きのした宅と事務所でのミーティングをのぞいては、
あまり、部屋から出ることなく、
euphoriaのアルバム制作をしているので、
美容院へと向かう道のりは、心地よい息抜き。
電車の車窓には、
この季節独特の、透き通るような空気があって、
そこを通過する冬の日差しがまぶしかった。
この光景は、僕のとても好きなもののひとつ。
気分が心地よくなって、
そんなとき、ふと思い浮かんだことがあって。
こうして美容院に行くのは、あと何回あるのだろう。
だいたいひと月に1度、もう少し間隔が開くときもあるから、
年に10回と計算して。仮に、80歳まで生きられるとすると、
合計で500回ちょっと。
こんなことを今まで考えたことがなかったので、
無限にあるように感じていたことが、
このくらいの数字に収まるんだなぁと。
美容院でのんびりできてさっぱりできる感覚が
僕は好きで、だから、そこに向かう時間や、
帰り道の時間(寄り道が多くなったり)も、
いつもより、だいぶ、のびのびとした気持ちになります。
そういった気持ちを、あと、500通り、
存分に楽しめたらいいなぁ、と思いました。
おじいさんになったら、近所の床屋さんかな。
それでも、そのお散歩の時間がきっと特別なものに。