いつもとちがう宅急便

午前中に宅急便が届く。
笑顔がさわやかな、
いつもの配達のお兄さんだったのですが、
なんだかいつもと様子が違って、
印鑑を押そうとした僕は、玄関から、
落っこちそうになる。

それは、配達のお兄さんが、いつもより、
玄関口からだいぶ離れたところに立っていたから。
そして、いつもよりかしこまった応対。

そうか、あの事件があってのことなのですね。

新聞で読んでいたときは、ふむふむと、記事を読んでいたものの、
実際、こうした状況の、犯行であったことを思うと、
とても恐ろしく、そしてなんとも悲しい気持ちに。