はじまる前から、そんな予感

吉祥寺warpでのライブ。

リハを終えて、小雨が降るなか、横尾という、
お気に入りのカフェまで歩く。
その途中、街灯に照らされた、夜桜がきれいで、
ちょっとのあいだ、立ち止まる。
このところ、ライブ準備やアルバム制作で時間がなく、
お花見できないことを悔やんでいたけれど、
この一瞬の桜で、なんだか十分に満たされた気持ちに。

横尾は、やはり、いつ来ても、落ち着いた気分になります。
自分のなかにあるさまざまな事柄に、
YESと応えたくなる感じ。

一見、素朴に見える、インテリア、
実は、とても手が込んで作られているんだろうな。
木の質感をそのまま大切にした机だったり、
天井からつるされた裸の電球だったり、
並べられた本の置き方だったり、
細かなもの、ひとつひとつがここちよい。

こんな部屋に住みたいな、こんなスタジオをつくりたいな、と、
わくわくした思いをひろげてみたり。

ゴルゴンゾーラチーズの焼き豆餅とマンデリンブレンド。
なんとも美味。
きっと今日のライブはだいじょうぶ。

落ち着いてよいライブができたな、と思える日は、
はじまる前から、そんな予感を感じていることが多いです。

打ち上げの席では、共演したarのみなさんとのお話で盛り上がる。
音楽への向き合い方など、共鳴することが多く、
音楽を軸にいろんな話題にひろがって、気づいたら、朝の5時。

自然だったり芸術だったり、そういったもののなかに、
社会が存在しているはずが、
すべてを社会に詰め込もうとしている状況。

いろんな角度から考えてみたいテーマです。