2008年03月25日 [ "euphoria" everyday ]
彼は、きらきらとした表情で
"december"という新曲のミックス作業に苦戦する。
主旋律を奏でるギターを前面に持ってくると、
ドラムが寂しくなって、だからといって、ドラムの輪郭を強調すると、
今度は、ギターが、ぼやけてくる。
そして、ベースの位置をどこまで低くもっていくか、
などなど、さまざまな方向を行き来して、迷い込んでしまいました。
*
そんなタイミングで、玄関のベルが鳴って、
誰かな、と思って、階段を降りると、
1年ぶりに会う高校の同級生。
通っていた高校は、そのまま大学につながっていて、
僕は他の大学に行ったのですが、
彼はそのまま進学して、卒業。
それから今度は、大学の教育学部に入るために、
まるまる2年間、猛勉強していて、
先日、めでたく、京都の大学に合格したとのこと。
これからはじまる、新入生としての大学4年間を
彼はきらきらとした表情で心待ちにしている。
「教師という道に限らず、さまざまなことを経験していきたいんだよね」
という力強いことば、かっこいいなぁ。
「森川は、最近はどうしてるの?音楽してるんだよね。」
「うん、どこまで行けるかなんてわからないけど、
今の時期にどれだけ充実させられるかが重要だと思ってるんだ。」
そして、「お互いがんばろうね」、と笑顔で声をかける。
5月にはeuphoriaのライブが京都であるので、
そのとき、会おうね、といって、「じゃ、またね!」
*
とても前向きな気分で、階段をあがり、部屋に戻る。
そして、スピーカーの前での作業を再開。